そもそも尾底骨痛とは?

尾底骨痛の原因は外的な刺激(尻もちなどの転倒)で痛くなる場合と、尾骨周囲の筋肉の異常緊張や歪みにより、血液循環が悪くなり痛みが出る場合もあります。
座り方によって痛みが軽減したりまた逆に激痛が出たりと様々です。
一般的な尾底骨痛の症状としては、
- 硬い椅子に座っていると尾底骨付近に痛みを感じる
- 硬いベットに仰向けで寝ると尾底骨付近に痛みを感じる
- 自転車に乗ると尾底骨付近に痛みを感じる
- 岩盤浴など、地面が硬い場所に仰向けになると尾底骨付近に痛みを感じる
- 歩くと尾底骨付近に痛みが出る。(恥骨結合に問題があり痛みが出る事もありますが若干場所は違う)
- 立ち座りがつらい
- 座った状態から上半身を反らせると痛い
一般的な尾底骨痛の原因

一般的に尾底骨に痛がある場合何かしらの原因によって尾骨がめり込んで曲がっている状態があります。左右どちらかに過剰に傾いている場合もあります。
まずは、尾底骨の痛みが治りやすい原因か?そうでないのかを判断する検査があります。
痛む部分を押さえる時に、皮膚をずらしてから触って痛みが変化するか確認して下さい。痛みが軽減するようであれば改善は速い可能性があります。右手で痛点を押さえ、左手で皮膚をずらして確認してみて下さい。例えば尾底骨の横で皮膚をずらしても痛みの変化がない場合は仙結節靭帯を痛めている可能性があります。
一般的な尾底骨痛に関連する主な原因は次の5つです。
- 内閉鎖筋
- 腸骨尾骨筋
- 尾骨筋
- 仙結節靭帯
- 後仙腸靭帯
尾底骨痛には大きく分けて3つのパターン
- 打撲、尻もちによる外傷で痛めた
- 分娩直後、産後から痛くなる
- 筋肉、骨盤の歪みから痛くなる
1、打撲、尻もちによる外傷で痛めたパターン
尻もちなどでお尻を強打して尾底骨を痛めるケースが多いです。日常動作で転んだ時や、スノボーやスケートなどの運動時に転んで痛めている事も多いです。尾底骨は頭と関係するので頭痛、無気力症状、腰痛、肩こりの原因にもなります。
2、分娩時、産後から痛みが出るパターン
【出産時が原因の場合】
骨盤は胎児の体重を支えるため、骨盤周囲の筋肉や内臓が圧迫されて負担がかかります。出産時には赤ちゃんが産道を通りやすくするためにリラキシンというホルモンが分泌されて骨盤が最大限に広がります。また、赤ちゃんが産道を通る際にも、尾てい骨は大きく押され、周囲の筋肉や靭帯が傷みます。
【産後に痛む場合】
産後3週間は妊娠前の身体に戻ろうとしている時期のため、骨盤や骨盤低にある尾てい骨に痛みがおこることがあります。また出産前の身体が戻りきれてない状態の時期に授乳などで長時間座っていると、痛みが生じやすい事があります。
3、筋肉、骨盤の歪みから痛くなるパターン
どこに行っても改善しない尾底骨痛の場合
尾底骨に痛があるゆがんだ体は、特定の筋肉などに過度な負担が強いられて痛みを起こしている事が考えられますが、なぜ?その筋肉に過度な負担がかかっているのか?については、
- 内臓と筋肉の関係性
- 身体の使い方の問題
- 姿勢などのバランスの問題
- 栄養的な問題での問題
など原因は多義に渡ります。
そのため、尾底骨の痛みを一時的にマッサージや矯正などで解消しても、負担がかかっている状態が解消できなければ尾底骨の痛みは再発しやすい状態のままです。
大事なことは正しく原因を知って解決し、繰り返さない状態を作った上で背中の痛みも解決できる状態になることです。
一般的な尾底骨痛の対処方法

- マッサージ
- 骨盤矯正
- 電気療法
- 温熱療法
- 湿布薬
- ストレッチ
ですが、当院に来院される患者様から、過去に他院で施術を受けていても「なかなか改善しない」という声をよく聞きます。
では、なぜ?骨盤矯正したり、マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても症状が戻ってしまうのでしょうか?

- ”尾底骨痛の根本的な原因が正しく見つけられていない
- 2次的な原因で尾底骨に痛みが出ているのであって、尾底骨に根本的な原因がない
- 尾底骨の痛みだけ解消しても、身体のバランスが整っていないので再発しやすい
事が多いようです。
このように、様々な疲労要因が毎日身体に負担をかけて身体を歪ませてバランスを崩す原因となっています。
心身ともに元気な状態であれば本来「寝れば症状は自然と良くなっていく」のが当たり前ですが、心身に負担がかかり続けて身体のバランスが崩れ過ぎた状態では「寝ても身体のバランスが回復しない状態」になってしまいどんどん回復力の低い身体になって、バランスを保つ限界が近づくと危険信号として身体は症状を起こします。
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仙台の整体こころやでございます。