一般的な花粉症対策

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花粉症に有効な栄養素

花粉症に有効な栄養素それは『天然のビタミンD3』が有効です。
ビタミンDには、植物性のものと動物性のものの2種類がありますが、

  • <植物性:ビタミンD2>
  • きのこ類

 

  • <動物性:ビタミンD3>
  • サケ、マグロ、サバなどの脂肪性の魚および魚類肝臓
  • 牛のレバー、バター、チーズ、卵黄など

花粉症には動物性(主に魚の内臓や羊毛から抽出するものが多い)のビタミンD3がオススメです。

いろいろな対症療法がありますが、ビタミンDは花粉アレルギーを根本から改善してくれるもの。どんな対症療法よりも、ビタミンD3がオススメなのは『免疫調整ホルモン』だからです

機能性医学ではビタミンDを『免疫系を正常に働かせるために必要な栄養素』と考えられています。ビタミンDが不足すると免疫系に異常が起き、それがアレルギーを発症させる一因になると考えられています。

ビタミンDは通常、体内では脂肪に備蓄されていて、必要な時に使われます。欠乏しているときは備蓄も少なくなり、大量に摂っても、摂取後6時間ほどで血中濃度が下がります。そのため、1日に数回に分けてビタミンD3を摂取する必要があります。

「ビタミンD」の役割

1)腸管でのカルシウム、マグネシウム、リン吸収の促進
2)腎臓からのカルシウム喪失抑制と、副甲状腺を介した血中カルシウム濃度の維持
3)骨形成や骨のカルシウム、マグネシウム吸収の円滑化

「ビタミンD」を多く含む食材

・白きくらげ(乾燥) 970μg
・きくらげ(乾燥) 435μg
・かつおの塩辛 120μg
・あんこうの肝 110μg
・しらす干し(半乾燥) 61μg
・いわし(丸干し) 50μg
・たたみいわし 50μg
・身欠きニシン 50μg
・すじこ 47μg
・いくら 44μg
・紅鮭 33μg
・スモークサーモン 28μg

ビタミンDの必要な量

「成人で1日50~100μg(2000~4000IU)」が妥当な摂取量と言われています。

「ビタミンDの血中濃度が目標値で安定するための肝臓や脂肪内の備蓄には、約3カ月かかると考えてください。

1日100μg(4000IU)を摂取→3カ月後に血中濃度の再検査→目標値に達した時点で1日50μg(2000IU)を維持する、という目標設定で始められるといいと思います。

まず毎朝100μg(4000IU)のビタミンDを摂ります。もしそれで症状が緩和されず、午後にまた症状が出てくるなら、もう一回100μg(4000IU)を摂取しましょう。カラダにビタミンDが備蓄されてくれば、午後になっても血中濃度が下がって症状がぶり返すことはなくなります。

この飲み方を試して、花粉症が全く改善されなかった人はほとんどいません。ただ、粘膜が正常でないと改善効果は見られない人もいるので、可能性がある場合はタンパク質、ビタミンC、鉄、ビタミンAの摂取を心がけてください

ビタミンDが不足する理由

  • 過度な紫外線対策

  • 食事から必要量を摂取する難しさ

などが原因になると考えられています。

ビタミンDは食物からの摂取に加え、体内で作ることもできる栄養素ですが、体内合成のために皮膚に紫外線をあてる必要があります。そのため、屋外で過ごす時間が短い人や紫外線対策を厳重にしている人は、平均値よりも大きく不足してしまう可能性があります。

葉酸だけじゃない。妊活・妊娠中に欠かせない栄養素「ビタミンD」

妊娠・授乳期のお母さんのビタミンD濃度が、小児期や思春期の成長にも関係すると言われています。
ビタミンDは母乳に多く含まれるため、妊活中から授乳中まで意識的に摂取したい栄養素です。

 

この記事を書いた人

仙台市青葉区の整体「仙台の整体こころや」院長

(一社)疲労回復協会 技術インストラクター

(一社)日本自律神経整体協会 師範

 

1人でも多くの人が、症状に悩まずに快適な生活を送れるように日々の施術にあたる一方で所属団体の講師やセミナー開催を行っている。

仙台の整体こころや