そもそも頚椎椎間板ヘルニアとは?
頚椎椎間板ヘルニアとは、7つある首(頚椎)の骨(椎骨)と骨(椎骨)との間をつなぐクッションである椎間板に負荷がかかり続けた結果、椎間板の中に入っているゲル状の物質が硬くなりクッションの役割を果たせなくなって椎間板の外に飛び出してしまった状態です。
椎間板ヘルニアと言えば腰のイメージが強いですが、首の骨である「頚椎」にも椎間板は存在し、もちろんヘルニアにもなります。
一般的には、飛び出したヘルニアが神経を圧迫することで様々な症状を引き起こすと言われています。
なぜ、椎間板が硬くなってヘルニアになってしまうのかについては
- 加齢による変性
- 姿勢不良
- 激しい運動
などによる負担が椎間板にかかることで発症すると考えられています。
また、首には神経組織が通っており、脳から手や肩に向けて送られる信号は全てこの首(脊髄)を通して届けられており、神経組織がヘルニアで圧迫されることで手や指などにシビレなどの神経症状が起こるとされています。
一般的な頚椎椎間板ヘルニアの検査方法
- シビレがあるか?
- 力は入るか?
など、神経学的な検査で詳しく見ていきます。
レントゲンなどの画像検査を行いますが、MRIでの検査が特に重要になります。MRIは神経や筋肉などの軟部組織を鮮明に写し出すため、ヘルニアの検査には必須です。
その他、状態に応じてCT検査や、造影剤を注射する検査などが行われ、頚椎ヘルニアを診断します。一般に整形外科で行われるレントゲン検査のみでは診断を下すことができないため、検査設備が整った施設で検査を受ける事をオススメします。
一般的な頚椎椎間板ヘルニアの改善方法
- 手術
- 投薬治療
- 注射
- コルセットなどの装具療法
- リハビリ
- 運動療法
- ストレッチ
- 電気治療
- 超音波治療
などが一般的な方法です。
また、リラクゼーションマッサージに行かれる方も多いと思いますが、その場で一時的に症状が緩和しても、すぐに症状が戻ってしまい、いつまでも症状の再発繰り返してしまう場合も少なくありません。
では、なぜ?マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても症状が戻ってしまうのでしょうか?
- ”頚椎椎間板ヘルニアの原因が正しく見つけられていない
- 2次的な原因で症状が出ているあって、首付近に根本的な原因がない
- 痛みだけとっても、身体のバランスが整っていないので再発しやすい
事が多いようです。
このように、様々な疲労要因が毎日身体に負担をかけて身体を歪ませてバランスを崩す原因となっています。
心身ともに元気な状態であれば本来「寝れば症状は自然と良くなっていく」のが当たり前ですが、心身に負担がかかり続けて身体のバランスが崩れ過ぎた状態では「寝ても身体のバランスが回復しない状態」になってしまいどんどん回復力の低い身体になって、バランスを保つ限界が近づくと危険信号として身体は症状を起こします。
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