そもそも腰椎分離症とは?
腰椎分離症の「分離症」とは疲労骨折の事です。
専門的に言えば、上関節突起(じょうかんせつとっき)と下関節突起(かかんせつとっき)の間の疲労骨折を起こし、分離してしまった状態を言います。
主に、腰椎の4番目、5番目付近が発生しやすいのが特徴です。
症状として、運動中や長時間同じ姿勢でいるときなどの腰痛があげられますが、目立った症状が無い場合も多く、放置されていたものが大人になってから発見されることもあります。
一般的に、骨がまだ成長しきっていない若年時にスポーツなどの負担が積み重なり発症します。
- 野球
- ゴルフ
- バレーボール
- バスケットボール
- サッカー
- 柔道
- テニス
- ラグビー
など、特に腰をひねる動作や、体を反る動作により多く起こると言われています。
一般的な脊柱管狭窄症の検査方法
- レントゲン
- MRI
- 脊髄造影などの検査
早期発見が大事ですが、特に早期の分離症はレントゲン検査だけでは不十分なことが多く、MRIやCTでしか診断がつかないこともあります。症状が発生しやすい成長期の子どもが腰痛を訴えた場合は早めに検査設備の充実した施設を受診することが重要ですが、病院の画像診断で診断を受けても腰痛が改善しない場合は、お早めに整体こころやにご相談下さい。
その理由として、『骨折しても骨は痛みを感じる神経がない』ので、骨折が根本的な腰痛の原因ではなく、骨膜や筋膜などの軟部組織の神経的な負荷が問題となって痛みを起こしている場合があるからです。その場合、腰だけでなく体全体のバランスを整えていく事で腰痛が改善される事が多くあります。
一般的な腰椎分離症の改善方法
- コルセットによる固定で椎弓の癒合を促す
- 薬の服用・ブロック注射
- 筋力不足のため、腹筋や背筋の筋肉トレーニングを行う
- 低周波等の電気治療
- ホットパック
- ストレッチ
- マッサージ療法
などが一般的な対処方法です。
しかし、これらのことを行っても、痛みが治まらない状態が続く場合は、分離(骨折)を癒合させる手術が検討されますが、実際に腰椎分離症で手術が必要になる例は稀なようです。硬いコルセットで固定したり、運動を中断させて安静にするように指示するケースがほとんどなようです。また、“分離すべり症”にまで進行している場合は脊椎固定術が検討されます。
中にはリラクゼーションマッサージに行かれる方も多いと思いますが、その場で一時的に症状が緩和しても、すぐに症状が戻ってしまい、いつまでも症状の再発繰り返してしまう場合も少なくありません。
では、なぜ?マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても症状が戻ってしまうのでしょうか?
- ”腰椎分離症の根本的な原因が正しく見つけられていない
- 2次的な原因で腰痛が出ているあって、腰椎分離症が根本的な原因でない
- 腰の痛みだけとっても、身体のバランスが整っていないので再発しやすい
事が多いようです。
このように、様々な疲労要因が毎日身体に負担をかけて身体を歪ませてバランスを崩す原因となっています。
心身ともに元気な状態であれば本来「寝れば症状は自然と良くなっていく」のが当たり前ですが、心身に負担がかかり続けて身体のバランスが崩れ過ぎた状態では「寝ても身体のバランスが回復しない状態」になってしまいどんどん回復力の低い身体になって、バランスを保つ限界が近づくと危険信号として身体は症状を起こします。
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仙台の整体こころやでございます。