そもそもばね指とは?
ばね指とは、指を曲げ伸ばしする時にある一定の場所まで指を伸ばしていくと一旦止まり、さらに伸ばそうとすると「カクンッ!」と、ばねが急に伸びたように動く状態を指します。
軽度症状としては、 指の動かしにくくなります。
中度症状としては、指の曲げ伸ばしの時にカクカク引っかかりを感じます。
重度症状になると指が曲がったまま伸びなくなります。
ばね指は痛みを伴うことはあまり無いですが、そのまま放置していて指がまったく動かない状態になって手術が必要にならないように早めの治療が必要です。
一般的なばね指の原因
ばね指は「腱」と呼ばれる筋肉と骨とのつなぎ目の部分が何らかの影響で太くなってしまったり、肥厚してしまうことで起こります。
この肥厚した腱が「腱鞘」と呼ばれるトンネルのような腱の通り道に引っかかることでばね指と呼ばれる状態になります。
ばね指はほとんどの場合、
・姿勢が悪い状態での手の使いすぎ
・全身のバランスが悪い方
・首肩こりの方
に起こることが多いです。
手や指に負担がかかり過ぎると、「腱」と「腱鞘」の部分で摩擦が強くなり肥厚してしまい、腱と腱鞘が擦れてしまい炎症を起こして指に痛みが出たり、動きが制限されてしまうのです。
「腱」とは、筋肉から骨に付着する際に硬くなっている部分です。
「腱鞘」とは、腱が通るトンネルみたいな部分です。
「肥厚」とは、分厚くなることです。
特に、利き手の親指、中指、薬指に発症しやすいとされていて、女性の方が2〜6倍発症しやすいと言われています。
一般的なばね指の対処方法
- 安静
- アイシング
- 薬物療法
- ほぐし(マッサージ)
- 電気療法
- 湿布や痛み止め
1、安静(手を極力使わない)
ばね指は、手や指への負担のかけ過ぎによる症状なので、症状の軽減を狙って安静を指導されます。
また、手や指の血流を良くするために患部を温めたり、逆に痛みがあるなど炎症がおきている場合は氷などで冷やすアイシングを行います。これらはあくまでも一時しのぎ的な対処療法ですので、ばね指が治るということはほとんどないようです。
2、薬物療法、手術療法
ばね指で病院を受診するとで最初に薬物療法が行われる事が多く、炎症や肥厚を抑えてばね指を改善させる目的で腱鞘の中にステロイド注射をする事が多いです。
ただし、ステロイド注射も症状に対しての対処療法の1つです。体内にステロイドを入れると副作用も考えなければいけませんし、ばね指の根本原因の改善にはなりにくいという側面があります。
薬物療法でばね指が改善しない場合は、手術で引っかかってしまう腱鞘の部分を切開する場合もあります。
3、物理療法
整形外科や整骨院などを受診すると、ばね指の対処療法の1つとして行うのが物理療法です。抗炎症作用や鎮痛作用などを目的として超音波や低周波などの電気療法を10分程度行い、その次に、手の周辺のマッサージを軽くして終わりという事が良くありますが、根本改善にいたることは少ないようです。
などを行うのが一般的です。
ですが、当院に来院される患者様から過去に他院で施術を受けていても「なかなか改善しない」という声をよく聞きます。
では、なぜ?電気治療したり、マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても症状が戻ってしまうのでしょうか?
- ”ばね指の根本的な原因が正しく見つけられていない
- 2次的な原因でばね指になっているのであって、指に根本的な原因がない
- 指だけバランスをとっても、身体のバランスが整っていないので再発しやすい
事が多いようです。
このように、様々な疲労要因が毎日身体に負担をかけて身体を歪ませてバランスを崩す原因となっています。
心身ともに元気な状態であれば本来「寝れば症状は自然と良くなっていく」のが当たり前ですが、心身に負担がかかり続けて身体のバランスが崩れ過ぎた状態では「寝ても身体のバランスが回復しない状態」になってしまいどんどん回復力の低い身体になって、バランスを保つ限界が近づくと危険信号として身体は症状を起こします。
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仙台の整体こころやでございます。