ランナー膝について

そもそもランナー膝とは?

ランナー膝はランニングによる膝関節周辺のスポーツ障害の総称です。腸脛靱帯が膝部外側で摩擦し、疼痛〈とうつう〉が発生する腸脛靱帯炎の事を言います。

ランナー膝の原因は膝の曲げ伸ばし運動を繰り返すことで腸脛靱帯が大腿骨外顆〈がいか〉と接触(こすれる)して炎症(滑膜炎)を起こし、疼痛が発生する事だと言われています。

  • マラソンなどの長距離ランナーに好発します
  • バスケットボール
  • 水泳
  • 自転車
  • エアロビクス
  • バレエ

などのスポーツをされている方に多く発症すると言われています。

また、

  1. オーバーユース(負荷のかけ過ぎ)
  2. 柔軟性不足(ウォームアップ不足)
  3. 休養不足
  4. 硬い路面や下り坂
  5. 硬いシューズ
  6. 下肢アライメント(内反膝)

など、さまざまな要因が加味されています。

 

痛みは「大腿骨外顆周辺」に限って圧痛がでます。腸脛靱帯が硬く緊張し、靱帯の走行に沿って痛みが放散痛として起こる事があります。初期症状期はランニング後に痛みが発生しますが、休むと消失します。しかし、無理に負担をかけ続けていると段々と痛みがまして痛みが取れなくなりなってきます。

これ以外にもさまざまな原因で膝の痛みが現れるので、きちんと原因を見極めることが大切です。また、膝が痛くても膝に根本的な原因がなく、二次的に悪くなった結果痛みを伴っている事もよくあります。

ランナー膝のチェック方法

病院の

  • レントゲン
  • MRI

では原因の特定は出来ません。

自分でチェックする際は

  • 膝を90度曲げて外くるぶしで腸脛靱帯を押さえてから膝を伸ばしていくと痛みが出るか?

でチェックできます。

一般的なランナー膝の改善方法

  • 患部の安静
  • 超音波
  • アイシング
  • ストレッチ

などが一般的な対処方法です。

また、リラクゼーションマッサージに行かれる方も多いと思いますが、その場で一時的に症状が緩和しても、すぐに症状が戻ってしまい、いつまでも症状の再発繰り返してしまう場合も少なくありません。

では、なぜ?マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても症状が戻ってしまうのでしょうか?

  • ランナー痛の原因が正しく見つけられていない
  • 2次的な原因で膝が痛いのであって、膝付近に根本的な原因がない
  • 薬物で無理やり痛みだけとっても、身体のバランスが整っていない

事が多いようです。

このように、様々な疲労要因が毎日身体に負担をかけて身体を歪ませてバランスを崩す原因となっています。

心身ともに元気な状態であれば本来「寝れば症状は自然と良くなっていく」のが当たり前ですが、心身に負担がかかり続けて身体のバランスが崩れ過ぎた状態では「寝ても身体のバランスが回復しない状態」になってしまいどんどん回復力の低い身体になって、バランスを保つ限界が近づくと危険信号として身体は症状を起こします。

仙台の整体こころや