そもそも腰椎椎間板ヘルニアとは?
ヘルニアとは、体内のある臓器が本来あるべき位置から脱出してしまった状態を指します。
腰椎椎間板ヘルニアは、5つある腰骨(腰椎)の骨(椎骨)と骨(椎骨)との間をつなぐクッションである椎間板に負荷がかかり続けた結果、椎間板の中に入っているゲル状の物質が硬くなりクッションの役割を果たせなくなって椎間板の外に飛び出してしまった状態です。
椎間板ヘルニアと言えば腰のイメージが強いですが、他にも、頚椎椎間板ヘルニア、臍ヘルニア(でべそ)、鼠蹊ヘルニア(脱腸)が存在します。
一般的には、飛び出したヘルニアが神経を圧迫することで様々な症状を引き起こすと言われています。
なぜ、椎間板が硬くなってヘルニアになってしまうのかについては
- 加齢による変性
- 姿勢不良
- 激しい運動
- 長時間の車の運転
- 中腰での作業
- 重いものを持つ
など、腰に負担のかかりやすい生活を送っている人は、椎間板に過度な負荷がかかり続けることで発症すると考えられています。
また、腰には神経組織が通っており、脳から腰や足に向けて送られる信号は全てこの首(脊髄)を通して届けられており、神経組織がヘルニアで圧迫されることで足や指などにシビレなどの神経症状が起こるとされています。
特に、長時間乗り物を運転するお仕事や力仕事関係の肉体労働者は、ホワイトカラーの就労者に比べ、約3倍腰椎椎間板ヘルニアになりやすいと言われているようです。
一般的な腰椎椎間板ヘルニアの検査方法
- 筋力
- 感覚検査
- 各種神経
などの検査で詳しく見ていきます。
レントゲンなどの画像検査を行いますが、MRIでの検査が特に重要になります。MRIは神経や筋肉などの軟部組織を鮮明に写し出すため、ヘルニアの検査には必須です。
その他、状態に応じてCT検査や、造影剤を注射する検査などが行われ、頚椎ヘルニアを診断します。一般に整形外科で行われるレントゲン検査のみでは診断を下すことができないため、検査設備が整った施設で検査を受ける事をオススメします。
一般的な腰椎椎間板ヘルニアの改善方法
- 腰の牽引(腰を引っ張る)
- ブロック注射
- 痛み止めなど薬物療法
- 湿布薬
- コルセットなどの装具療法
- 電気療法
- 温熱療法
などが一般的な方法です。
また、リラクゼーションマッサージに行かれる方も多いと思いますが、その場で一時的に症状が緩和しても、すぐに症状が戻ってしまい、いつまでも症状の再発繰り返してしまう場合も少なくありません。
では、なぜ?マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても症状が戻ってしまうのでしょうか?
- ”腰椎椎間板ヘルニアの原因が正しく見つけられていない
- 2次的な原因で症状が出ているあって、腰やお尻付近に根本的な原因がない
- 痛みやシビレだけとっても、身体のバランスが整っていないので再発しやすい
事が多いようです。
このように、様々な疲労要因が毎日身体に負担をかけて身体を歪ませてバランスを崩す原因となっています。
心身ともに元気な状態であれば本来「寝れば症状は自然と良くなっていく」のが当たり前ですが、心身に負担がかかり続けて身体のバランスが崩れ過ぎた状態では「寝ても身体のバランスが回復しない状態」になってしまいどんどん回復力の低い身体になって、バランスを保つ限界が近づくと危険信号として身体は症状を起こします。
お電話ありがとうございます、
仙台の整体こころやでございます。