そもそも腰椎すべり症とは？
すべり具合の程度によって症状は異なりますが、
- 腰痛
- 坐骨神経痛
- 下半身に痛みやしびれ
などの症状があります。すべり具合が強くなると下半身に痛みやシビレがでます。また、長時間の歩行時に痛みやしびれが出現し、かがむことで楽になる「間欠性跛行」と言う症状も特徴的に多く見られます。
分離すべり症も変性すべり症も結果的には脊髄神経の圧迫が症状の主な原因となるため、出現する症状に大きな差はありません。
一般的な腰椎すべり症の検査方法
- 体の正面・側面・前屈のエックス線検査
- MRI
- 脊髄造影などの検査
実際に、すべり症と診断されても、すべり症以外のところに狭窄が見つかることも多いです。また、椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症などの脊椎疾患、そして、閉塞性動脈硬化症と呼ばれる血管性の病変によっても下肢の痛みやしびれ、歩行障害が起こっている場合もあるため、正確な診断を受ける必要があります。
一般的な腰椎すべり症の改善方法
- コルセット
- 消炎鎮痛剤
- ブロック注射
などが一般的な対処方法です。
また、リハビリとしては、
- ストレッチ
- 腹筋を中心とした筋力訓練
- マッサージ療法
などを行うのが一般的です。
症状が落ち着いてくるようならリハビリなどを継続して経過観察します。しかし、痛みやシビレが強い場合、足などが動かなくなったり、感覚麻痺が見られる場合などは手術が検討されます。
リラクゼーションマッサージに行かれる方も多いと思いますが、その場で一時的に症状が緩和しても、すぐに症状が戻ってしまい、いつまでも症状の再発繰り返してしまう場合も少なくありません。
では、なぜ？マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても症状が戻ってしまうのでしょうか？
- ”腰椎すべり症の根本的な原因が正しく見つけられていない
- ２次的な原因で腰椎が滑って症状が出ているあって、腰椎すべり症が根本的な原因でない
- 腰の痛みだけとっても、身体のバランスが整っていないので再発しやすい
事が多いようです。
このように、様々な疲労要因が毎日身体に負担をかけて身体を歪ませてバランスを崩す原因となっています。
心身ともに元気な状態であれば本来「寝れば症状は自然と良くなっていく」のが当たり前ですが、心身に負担がかかり続けて身体のバランスが崩れ過ぎた状態では「寝ても身体のバランスが回復しない状態」になってしまいどんどん回復力の低い身体になって、バランスを保つ限界が近づくと危険信号として身体は症状を起こします。
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