そもそも側湾症とは?
側湾症には、大きく分けて
- 生まれつきの側弯症
- 思春期までの間に起こる側弯症
- 病気による側弯症
の3種類があります。
側弯症では症状が出ない軽度から、側湾が強く体の状態が悪いと、
- こり
- 痛み
- 腰から足にかけての痛み
- シビレ
- 頭痛
- 疲労感
- 眼精疲労
- 肩こり
- 腰痛
- 膝痛
- 便秘
が出やすくなったりします。
一般的な側弯症の検査方法
- 体の正面・側面・前屈のエックス線検査
- MRI
- 脊髄造影などの検査
実際に、すべり症と診断されても、すべり症以外のところに狭窄が見つかることも多いです。また、椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症などの脊椎疾患、そして、閉塞性動脈硬化症と呼ばれる血管性の病変によっても下肢の痛みやしびれ、歩行障害が起こっている場合もあるため、正確な診断を受ける必要があります。
一般的なすべり症(軽度~中程度の側弯の場合)の改善方法
進行の可能性が高い側弯症の患者様には、装具療法が一般的です。
脇の下からお尻まで覆う大きなコルセットを用いて、側彎の進行を防ぐとともに、彎曲の矯正を行います。大きく、比較的硬いコルセットを用いるので窮屈な上、お風呂の時など以外は、ほぼ一日中装着していなければならないため、嫌がられる患者様も多いようです。一般的には成長が完全に止まるまで継続して装具を装着します。治療効果は確かですが、完全に側彎を矯正することは難しいとされています。
一般的なすべり症(中程度~重度の側弯の場合)の改善方法
中程度~重度の側彎の場合は手術療法が検討されます。
重度の側彎では肩こりや腰痛以外にも、神経が圧迫が原因で下半身に症状が出たり、内臓が圧迫され消化器や呼吸器障害などの異常が出る可能性があります。症状や背骨の状態に応じて、変形した骨を削り、神経の圧迫を取り除く、「除圧術」や、自らの骨や金属を用いて背骨を矯正・固定する「固定術」という術式で手術が行われるようです。
一般的整骨院や整体院でのすべり症の改善方法
- マッサージ
- 背骨矯正
- 背骨の動きの矯正
- 骨盤の矯正
- インナーマッスルのトレーニング
- 腹圧の調整
など、背骨の側弯を強くしている筋肉を緩め、背骨や骨盤などの骨格の矯正をして背骨の柔軟性の回復を狙った施術が多いようです。
また、リラクゼーションマッサージに行かれる方も多いと思いますが、その場で一時的に症状が緩和しても、すぐに症状が戻ってしまい、いつまでも症状の再発繰り返してしまう場合も少なくありません。で
は、なぜ?マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても症状が戻ってしまうのでしょうか?
- ”側弯症の根本的な原因が正しく見つけられていない
- 2次的な原因で背骨が側弯して症状が出ているだけであって、側弯自体が根本的な原因でない
- 側弯だけ一時的に緩和しても身体のバランスが整っていないので再発しやすい
事が多いようです。このように、様々な疲労要因が毎日身体に負担をかけて身体を歪ませてバランスを崩す原因となっています。
心身ともに元気な状態であれば本来「寝れば症状は自然と良くなっていく」のが当たり前ですが、心身に負担がかかり続けて身体のバランスが崩れ過ぎた状態では「寝ても身体のバランスが回復しない状態」になってしまいどんどん回復力の低い身体になって、バランスを保つ限界が近づくと危険信号として身体は症状を起こします。
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