起立性調整障害について

そもそも起立性調整障害とは?

起立性調整障害とは、自律神経失調症の1つの症状として考えられています。

症状的には一見「生活リズムが乱れているだけに見える」ため、なかなか周りからの病状への理解が難しく、「本人にやる気がない・・」など、一昔前までは起立性調整障害は生活習慣の乱れで子供がサボって怠けていると考えられていましたが、

  • めまい
  • 疲れやすい
  • 動悸、息切れ
  • 朝なかなか起きられない
  • 午前中は調子が悪い
  • 顔が青白い
  • 倦怠感
  • 腹痛
  • 頭痛
  • 乗り物酔い
  • 食欲不振
  • 立ちくらみ
  • 立ち上がった時に気分が悪くなる
  • 立ち上がった時に失神する

など体の症状があり、子供にとって実は辛い病気であり、

「立ったり座ったりした姿勢で脳血流量が現象し、思考力や判断力の低下が見られる」身体の病気です。

従前から診断に用いられていましたシェロング起立試験に起立後血圧回復時間測定が加わった「新起立試験」を実施し診断されます。

学校に行きたくないのではなく、行きたくてもいけない状態のです。本人を含め、家族やまわりの人の理解が大切ですので、子供に寄り添い焦らずに治療することが必要です。

 

起立性調整障害は頻度の高い疾患で、10 ~16歳に多く、小学生の約5%、中学生の約10%とされ、男:女=1:1.5 ~2です。全国調査によりますと、一般小児科外来を受診した10~15歳3316名のうち、281名(8.5%)が心身症、神経症等と診断され、その中で起立性調節障害は199名と約7割を占め最も多くみられています。

起立性調節障害は現在までに以下の4つのタイプが確認されています。

  1. 起立直後性低血圧起立直後の血圧低下からの回復に時間がかかるタイプ。
  2. 体位性頻脈症候群
  3. 血圧の回復に異常はないが、起立後心拍の回復がなく上昇したままのタイプ。
  4. 神経調節性失神
    起立中に急激な血圧低下によっていきなり失神するタイプ。
  5. 遷延性起立性低血圧
    起立を続けることにより徐々に血圧が低下して失神に至るタイプ。

起立性調節障害の中で(1)、(2)が多く、(3)、(4)は少ない傾向にあります。しかし、(1)や(2)に引き続き(3)の神経調節性失神をおこしたり、経過中にタイプが変わることもあります。

自律神経について

自律神経は交感神経と副交感神経の2種類あり、血圧・呼吸・体温・睡眠の質など、身体が健康な状態を保って生きていくために絶対に欠かせないON/OFFスイッチのようなもので調整されています。

通常であれば、朝から昼にかけて交感神経が優位になり、日中元気に活動できるように調整されます。逆に夜になるにつれ副交感神経が優位になり、身体は休むための準備に入れるように調整されます。

このように自律神経は、シーソーのように絶妙にバランスをとっています。しかし、世の中が便利になった反面、不自然な生活をする人が増えたりと私たちを取り巻く生活環境は大きく変わっています。

  • 思春期における心の変化
  • ホルモンバランスの崩れ
  • 学校での対人関係などのストレス

疲れなどが影響することで自律神経に負担がかかり、このシーソーのバランスが崩れ、身体のバランス調整機能がうまく機能しなくなっているのが原因の1つです。自律神経のひとつである交感神経が優位になると、血管を細くし血流が低下し、身体も常に緊張状態になります。特に脳の血管は細いので血流量が減少してしまいます。

すると朝に起きれない・立ちくらみ・めまい・集中力低下・イライラなどの不調が出てくるのです。

一般的な起立性調整障害の改善方法

  • 生活習慣の改善
  • 漢方薬
  • サプリメント

などが一般的な対処方法です。

生活習慣の乱れがこの起立性調整障害を加速させていきますので、

①食事の栄養の質・栄養バランス

②適度な運動

③睡眠の質を良くする

事が欠かせません。

起立性調節障害は身体疾患ですから、まず身体面での改善を進めながら生活習慣の改善をします。すぐには改善しませんので、焦らず取り組むことが肝要です。

仙台の整体こころやの起立性調整障害の改善をする場合は、特に生活習慣の中でも水分摂取栄養面での改善指導が重要と考えています。それらの改善を中心に整体では自律神経のバランス調整を行って経過を見ていきます。

 

朝日を浴びる

起立性調整障害の時は、ホルモン分泌も乱れています。ホルモン分泌を正常に戻すために毎朝起きたら辛くても朝日をしっかり浴びる事で自律神経のバランスが正常に戻りやすくなりホルモン分泌が正常化しやすくなる役割があります。

薬物療法

物療法では血圧を調整する薬や精神薬が用いられます。

だけど、色々なことをしたけど全然良くなってない・・・

当店に来られるお客様から良くこんな事を聞きます。
なぜ一般的に起立性調整障害が改善すると言われる事を色々試しているのに全然良くならない人がいるのか?

これは、起立性調整障害に限った事ではなく、一般的に雑誌やテレビなどでいいと取り上げられている情報だけで良くなるのであれば、病院がいつも混み合っていたり、どこに行っても改善しない不調で悩む方が医学の進歩とともに年々減少傾向になってもいいはずです。

しかし、現実は全くの逆で、高度な医療がどんどん開発されたり、新薬が沢山作られているのに、昔は無かった病気が増え続け、症状の多くは結局のところ原因不明、症状を一時的に抑え続ける対処療法の薬物療法での副作用で苦しむ人も多く生まれ、病気の人が年々増加し続けているのがデータでハッキリと証明されています。

当店では色々考えて、数多くの事を試して来ました。そしてなぜ一般的に起立性調整障害に良いと言われる対処法でもダメだったのか分かりました。

一般的な対処では良くならなかった理由それは…

もともと身体が悪いから症状を起こしているのであって、問題なのは症状ではなく身体の方なんです。症状を治す事と身体を治す事は一緒ではないのです。症状を治すのは対処療法、身体を治すのが根本的な改善です。

根本原因にアプローチするとほとんどの方が今までよくならなかったのに改善していきます。

そして当店がたどり着いた答えは…

 

 

仙台の整体こころや